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@ PBW(Play By Web) "SilverRain" & "PSYCHIC HEARTS"
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……誰か此処にいる大馬鹿に『学習しねぇなら只の猿だ』的一撃を下さいorz


実質2~3話分相当の四月馬鹿補足編SS。
アンオフィ全開の忘却期前過去編SS。
両方とも何とか4月中に本編が終わって公約半分は達成の形。

……うん、この四方山話1記事がもう半分なんだよイヤッホーウ……。
絶対注釈無いと駄目な展開になってしまった両SS蛇足幕引きの開始で御座いますorz


多分 時間経過で でらい 増え方 する気が する 。






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≪儚天に寄坐す月影の夢 -四月馬鹿SS-≫

■永劫の業に人の心は薬か毒か、解き放たれる日は何処か

……いきなり 無茶苦茶 重い話がorz

双弟の演じた役は、星海の畔で銀の舟を操る渡し守。
元々は遠い昔神々に捧げられた、蛭子の死児。顔無しの蛭子。
人として生きた事が無いが故に心を持たず、森羅万象の楔と軛とで繋がれた存在。
背高細身の外見と幼さ残る少年の面差しは人ならざる者のみがその瞳に映す姿。
畔に訪れる人々には、靄とも霧ともつかぬ彼に各々の心が投影された姿で知覚される。
そして、彼等の業の終末をただ見届け続ける存在。

しかし、とある宵に訪れた客人達を見送った後に起きた甚大な天変地異が彼を変える。
その衝動の理由も分からずに。
銀の舟から飛び降りるという禁忌を冒してまで。
森羅万象の楔と軛とに抗いながら涙を流す少女に手を差し伸べようとする。

力及ばず引き戻された彼が舟の上で目を覚ました時、傍らには少女の姿。
そして今日も明日もその先も永劫彼は願い続ける。己が業に彼女が巻き込まれない事を。

ほんの微かな欠片ではあれど、人の心を得た渡し守。
しかしそれは彼にとって幸いとなるのか、不幸となるのか。
傍らにいる少女の表情や仕草を理解して言葉を返す事が出来るのは、薬。
宵毎に訪れる客人達の想いに心を寄せてしまうかもしれないのは、毒。
……いつしか彼の心を“他なる心”が占めた時、色無き蔓は今度こそ彼を縊るやもしれず。
そして今度こそ、完全なる無情の渡し守として星海の畔を揺蕩う者に為るかもしれず。
もう傍らには誰もいない……いる必要も、無い。

但し。
毒も薬も過ぎる事が問題であり、もし、天秤の両の皿を傾ける事無く共に在れば……。
人の心を理解し、しかし永劫の業をも途絶える事無く見届け続ける事も可能かもしれない。
訪れる客人の希う様に一方的な口出しなどしようものなら色無き蔓に縊られもしようが、
舟の上に在りて未だ迷う客人に時間を差し出す為に舟の進みを止める事ならば許されよう。


もうひとつ。渡し守が少女に託した約束を断言出来た理由。

――君が旅立つその日まで俺の存在が尽き果てる事だけは決して無い。だから――

彼が森羅万象の楔と軛から解き放たれるその時は、多分叶わぬ未来。
人間が過去を振り返り……惜しみ改変を願う事が無くならぬ限り、畔には客人が訪れる。
裏を返せば客人が絶えたその時――人間という種そのものが絶えぬ限り、解放は無い。
故に、彼の存在はその叶わぬ未来のまま、現実と夢幻の間を揺蕩い続ける。


■星海の畔――此の世では無い何処か

……元々は天の川の都市としてプロットを組んでいたものを今回流用。
河に映り込む絢爛の都市、行き交う綺羅の星船。
その中を唯一筋描いて儚く進む銀の舟はまつろわぬ月の光。

客人達が舟から眺める都市は、眩い程の輝きを放っては蜃気楼のように消えていく。
それは過去へと進む彼等の心に浮かんでは消える、もう手に入らないものの象徴。
栄華、幸福の記憶、羨望、願望、後悔、憧憬……。

色の無い岸辺はトゥオネラ河(フィンランドの伝承)や0次元の丘(@手塚治虫)イメージ。


■月舟の櫂の往く先――秘されし断章

ユエ嬢及び渕埼先輩のSSを受けての断章を何処かに沈める予定。
沈めた事だけは告知すれども何処かは言わない気満々。
  →脱稿したので沈め完了。彼の世の欠片を其処に置いて来たorz(5/17)


-.-.-.-.-.-.-.-
≪禍津銀雨退きし日の夢 -忘却期前捏造SS-≫

■人物達の名前の由来

……四月馬鹿側がのっけから重過ぎるので軽い方から攻めていく。

≪土蜘蛛組≫
・辰砂:顔料や漢方薬の原料として用いられる水銀の鉱物。英名シンナバー。
・真砂:花崗岩が風化した土壌。真砂土(まさつち)とも。
・玉滴:無色透明のオパールを指す玉滴石。英名ハイアライト。

≪来訪者組≫
・鋼真:“昏睡状態”を意味する『coma』。
・佐々:“南の・南部の”を意味する『southern』。

≪人間組≫
・茅流&杷留:どう見ても何処ぞの双子です本当に(ry
・亜野:……と言うわけで此方も某従弟氏の名前を誤読した上で漢字当て変え。


■遠い昔の暁降

……この時代では暁降という単語で呼ばれてはいなかっただろうし、
そもそも周囲全員能力者だった事で現代程色々な扱いは受けていなかっただろうけれど。
やはり男女の双子という存在はほんの少し奇異ではあっただろうという感覚。
着物の色から完全にバレバレですが茅流=双弟、杷留=双姉をベースにしたキャラ。
今と性別逆じゃないかという突っ込みは受け流す心算満々。
……いや性別は逆転しようとも性格は絶対逆転しないだろうと断言するしかない後ろorz

互いに相手と同じ性別だったら良かったのに、と言い遺して眠りについた茅流と杷留。
……遠い昔の双子達は互いを自分と同一視していたのではなかろうか、と。
ふたりで初めてひとつの存在だと、思っていたのかもしれないと。
時は流れ現代の双子は互いの相違こそが一番重要なのだと考えているけれど。

茅流と杷留は戦いの日々の終わりを告げる魁。
そして新しい暁降かもしれない蓮と橘は忘却期の始まりを告げる魁。


-.-.-.-.-.-.-.-
≪両SS共通≫

■音の海より文字の色を描く

今回両SS執筆時はヘッドホン標準装備。又はスピーカー常時稼働。
奮発してiPod入手した事もありエンドレスで音楽流しっぱ状態の中でキーボード打つ日々。
……まあ主に新アルバムが出たDE DE MOUSEメインだったわけですが。
今回もデデ凄いよデデ。聞いた瞬間鳥肌が立ったぜ……。

≪儚天に寄坐す月影の夢≫
・ヒトリ世界、耀キ故ニ、尊キ癒シト(音羽雪(旧:遊樹美夜))
  星海の畔や渡し守の場面でヘビロテだった『癒シ流ルル』より。
  特にヒトリ世界は元々双弟のイメージ音楽としてバトン回答した物だったりする。
・my heart's raven(DE DE MOUSE)
  『tide of sters』 より。VD時期のSSでも使った曲。
・sunset slope、swallowtail bridge(DE DE MOUSE)
  『sunset girls』より。主に述懐部分弄り倒している時に流れていたのはこれ。
・Adiemus(Adiemus)
  『Songs of Sanctuary』より。ラストスパートの御伴。

≪禍津銀雨退きし日の夢≫
・sweet gravity(DE DE MOUSE)
  新アルバム『A journey to freedom』より。聞いた瞬間辰砂が走り出す衝撃。
・last boy dance(DE DE MOUSE)
  『sunset girls』より。祭り囃子が矧の塒の喧騒と重なって。
・last boy dance(and you)(DE DE MOUSE)
  『sunset girls remixes & more』より。上のlast boy danceアレンジ版。
・Twister-Remix、Secret Track(石元丈晴)
  DSソフト『すばらしきこのせかい』のサントラより。主にテンション引き上げ用。
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