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@ PBW(Play By Web) "SilverRain" & "PSYCHIC HEARTS"
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梅が終われば桃に桜、と春の樹の花は繋がっていく。
小さな別れと出合いの予感を伴って。

もうそんな季節なのかと、時の流れる速さを想う。



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(スケッチブックを抱えたシーツお化けが近付いてくる)

(数歩手前ですっと止まったお化けはスケッチブックを捲った)

(其処には 「――あの童顔忍者栗鼠のある意味レアな言動が見れた」 と書かれている)



(……と、何かの気配を察したか全力逃亡を図るお化け)


(「コノヤロ何吹聴して回ってんだ流石に蹴るぞこのお化けー!!」という声が近付いてきた)

(……心なしか、声の主の顔が赤い気がする)




――源平合戦。

東の源氏、西の平氏。
朝廷の権力を握り隆盛を誇った平氏と、そんな平氏を打倒した源氏。
その一部始終は琵琶法師の弾き語りにより現代にも伝わっている。
そして政の中心が京の都から東の地に移ったのはこの戦いの後。

東の地……鎌倉に。


麒麟を思わせる強大な厄災が目指すのは、その鎌倉。
遥か西の浦で討たれた平氏の渦巻く怨念の為せる業なのか、それとも。



……盛者必衰と、奢れる者は久しからずと琵琶は唄う。
だけど、僕達は盛者なんかじゃない。必衰なんか受け入れたりするもんか。



「……Zion hort die Wachter singen……」

――呟き唄う旋律は双姉の影響で覚えた異郷の、異教の、異国のもの。

赤い表紙の古い本の頁を、まるで動かない手で捲りながら。

「Das Herz tut ihr vor Freuden springen……」

……南瓜の力は『健康』と『金銭運』、

紅茶の力は『現実意識』と『金銭運』と『勇気』……

食べ物に込められた魔法の力が綴られる文章を目は追うけれど、

頭の中には全く留まらずに拡散していく。


「……Sie wachet und steht eilend auf.」


――目を閉じれば、暗闇に降り続く霙が見える。

音を立てて地に落ち、泥濘となって消える。


「…………Ihr Freund kommt vom Himmel prachtig,」



取り落とした本を拾い上げる力すら、何処かに置いてきてしまったんだろうか。




「……Von Gnaden stark……von Wahrheit machtig……」



……松が取れるまでなら正月だと言い張っても良さそうだが如何に。


新年明けて5日程経ちましたが、明けましておめでとうございます。
旧年は一昨年以上に沢山の方にお世話になりました。
銀誓館の世界でも昨年は激動の一年(新年早々卒業詳細発表)でしたが、
後ろの方も幾度となく低速稼動を余儀なくされる激動の一年でした。

一昨年レベルの顔出し頻度に戻れるかどうかは未だ未知数ですが、
いちる共々、今年も宜しく御願い致します。




【SWALLOW EDGE】

  >【UN-OFFICIAL SIDE STORIES】

    >【登場人物・単語要綱集】
……時が過ぎるのが、本当に、早い。
ほんの少し前まで、余りにも暑かった夏だった筈なのに。

後期中間テスト、戻ってきた結果に一寸驚いた。
少しづつ、本当に少しづつだけど、成績良くなってきてる。
真面目には勉強してたけど、今までに一番身が入らなかった期間でもあったから。
今治での事とか、その後のリリス殲滅戦とか、色々ぐるぐる考える事も多かったから。


……あ、そうだ。
何処かのお店で使われてたみたいな揺り椅子と黒板、手に入ったんだ。
大事に大事に使われて手入れされてたんだろう、綺麗な飴色の古い揺り椅子。
燻し銀色の柊の葉の金物細工が縁を飾る、小さな黒板。

だから、クラブ棟の一番端の一室を借りて、やりたかった事を始めた。
春になったら……綺麗な桜の景色が見える場所へ、行ってみようかなと思う。



――流れ込んでくるクリスマスソングに、静かに耳を傾けつつ。



……いつの間にか百地いろは嬢達、四国天輪宗の呪言士が編入していた昨今。

初のやや難参加だった今治解放戦後のリリス迎撃殲滅依頼成功後、
後ろは忙殺モード発動により軽く銀雨冬眠状態と化してました。
……実際問題ここからが本番ですが。年末忙しい年末辛い。



 

……これは真夏の真昼に見た、夢。

眠っていたのは、ほんの数分。
だけれど、とても長い夢。
 


……僕に流れる血が見せたのかもしれない、遠い昔の『矧』の夢。




一般人が決して知る事の無い世界結界。

一般人が決して知る事の無い詠唱銀。

一般人が決して知る事の無い戦争。


銀誓館に来てから、僕はどれだけの災禍を見て、戦って、生き延びたのだろう?


……時折そう考えては思い出す、掛葉木に伝わる一つの口伝。

“暁降の嬰児(あかときくだちのみどりご)”。

掛葉木の家の中でも、『矧の宗家』と呼ばれる家に生まれた男女の双子を指す言葉。



――そして今は僕と、双姉のはたるとを指す言葉。




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