……其の境界線を踏み躙るのならば。

「あら、何て素敵な風景かしら――小学校時代を思い出すわね」

眼下の状況を眺めてはたが笑った。
そちらを向かずとも表情も感情も手に取るように分かる。
この双子の姉は表情よりも声音よりも、言葉そのものに感情を載せてくるから。

「……今回だけは諦めろ返り討ちがオチだ」

視線を合わせる事無く、言い捨てる。

「一般人と職員と予報士と……余力があれば典杏や一般人の矧の保護も頼む」
「そうさせて貰うわ。“見ているだけ”なんて耐えられないもの」
「夏来や茅都先輩の携帯番号教えてたっけ？」
「御正月の時に関係者の皆で番号大交換会したじゃない」
「ああそういえばそうだった」
「……此処は任せて頂戴、だから殴り倒していらっしゃい。皆の分、いちに託すわ」

「殴り倒すじゃ済まねえよ。――一切情け容赦無く踏み躙って蹴っ倒す」

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わーい年暮れの足音が聞こえ始めたこの時期に天竜頭蓋がやってきたー（棒読み）

ＯＫ一寸燻って御機嫌斜めの双弟がいい笑顔で蹴り倒しに行っちゃったよ。
ヤンキーの真似が要るならきっとノリノリで演ると思うよ。
現状の双弟アビに蹴り技は一切無いんだが何とかするんでしょう多分。

……今回一番怖いのが敵よりも笑顔で超過激な台詞を仰った年下の御嬢様なんだけどorz


では例に洩れず纏めちょこちょこ開始。


■成功条件■
総勢８名の『ライトニングローラーズ』を潰せ。以上。

……此処に一般人（ひいては世界結界）への配慮とか天竜戦への何たらとか追加。
しかし何より潰す事最優先。そうでないと天竜戦すら拝めない。


□ライトニングローラーズ□
エアシューズ装備のエアライダー的な方々としか言いようが無い不良御一行様
各キャラ説明がどう見てもメンナｋ……な残念仕様だが実力は相当のもの
神速レベルのIniで回避困難ぶちかます位は平気でやってくれそうな予感しかしない
リーダーと残りの７名との実力差は結構ある模様（リーダーはスケート狂）
……彼等の脳内辞書に『作戦』の２文字は存在しない、トリッキースケーター集団