◇大鷲の翼、竪琴の音、白鳥の橋

……後ろ自身は短冊に願い事書いて笹枝に吊るす歳でもなくなったが。

鎌倉のいちると、故郷にいる彼の双姉は、今夜何を願うのだろう。
互いに短冊一枚じゃ収まらないだろうし、何枚も何枚も書くのかもしれないけれど。


それでも多分、一枚はきっと同じ願い。

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■故郷は遠くにありて思うもの

……いや、いちるの話。後ろは故郷から１歩も出てませぬ。
断片的な情報はちらほら出ているので明言せずとも多分バレてる気がしないでも。

設定上の彼の故郷は下越地方（≒越後の国の上の方）。
新幹線や飛行機で一直線に戻れるとはいえ、首都圏からは一寸遠い。
冬は雪だらけで帰郷に難儀し、夏は夏で見事な暑さに見舞われる、そんな土地柄。
太平洋側の砂浜続く波打ち際とは異なり、石と岩とが自己主張する海辺。
水とお米の美味しさは他の地方に負ける気がしない、そんな故郷。

暑いのはどっちもどっち、と彼が開き直る季節が又やってきた。２度目の夏。
ただ関東の冬の乾燥した空気はまだまだ苦手だと苦笑する鎌倉の日々は続いていく。



■称号変えてみた

『翔繋竪霙（しょうけいじゅえい）』。都合これで４個目の称号か。
翔繋、の部分は称号バトンにあった案そのまま。
色々あって後ろだけ変えてみた。

『竪』は逆竪の竪の字。単体だと子供を示す。
（なので逆竪は『（天子に）逆らう小僧』の意となる）
能力者として死線超え続けているとはいえ、本質はまだ、子供なのだと。
１７０越えしたタッパの割に中身（言動）は未だにああだったりするわけで……

『霙』はみぞれ。雨と雪の中間のような、空より降るもの。
雪が霙に変わるほど、暖かくなったのか。
雨が霙に変わるほど、凍え始めたのか。
……どちらにも取れる霙は、彼に現れ始めた二面性の暗喩。

『裂けし全てを繋ぎ止める為に刃と翔ける、霙の瞳の子供』。

夏が近付くこの頃に盛大逆行かますような称号になったがそれはそれで。
……いつまでも儚の字背負ってる程に軟い子ではないのだし。



■バイトチェンジの度に悩む事

……武器の名前がさーorz

『武器種を示す語』＋『特徴・形状・装飾を示す語（銘）』＝『４文字前後』で統一とはいえ、
どちらも捻り出すのに豪い苦労する今日この頃。
燕刃刀とか長槍とか逆鱗とかはそのまま（燕刃刀だと刀取るが）使えるものの、
ナイフを『刀子』と置き換えるまでにかなりの時間を費やした記憶が。

……さて、横文字多い貴種武器をどう漢字化するか。作るかはさておき。
レイピアは形状から『突剣』か『刺剣』。突剣のが座りが良いか。
問題は詠唱マントだ……外套とは何か違うしなぁ。
見た目普通だが翻すと裾から刃が出てくるらしいから『刃衣（じんい）』辺りどうだろう。

因みに水練武器にも未だにヤバイのあるんだよなこれがorz
鋼糸はそのままでいいが、忍者刀と鎖鎌……
鎖鎌は『されん』とルビ変えれば何とかだが、忍者刀を忍刀と略すのは避けたいところ。
……テイルズ思い出して引き摺られそうなので。忍刀血桜とかあったしな、あれ。