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※此処では無謀企画という悪名で呼び習わしてはおりますが。GM役が無謀に走る故。
※一応参加条件により『掛葉木姉弟と一瞬でも面識のある方』限定になってしまいますが、
※もし興味を抱かれた方がおられましたらお気軽にどうぞ。
……舞台は整った。
皆様、盛大に暴れる用意は宜しいか。
しょうもないネタ踏み抜きつつ(?)ゴースト蹴散らす支度は宜しいか。
画面の向こうの予報士が告げた時刻丁度。
皆様は指定された教室の前にいる。
さあ、心の準備が出来たらその手でドアを開こう。
全てはその瞬間から始まる。
※敢えて呟く。
※ひまつぶ症候群罹患者以外の参加者でも大歓迎むしろ来て下さいお願いしますorz
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その教室のドアを能力者達が開けた時、中には既に人影がふたつ。
淡い金髪を緩い三つ編みに纏めた、赤紫蘇色の瞳が印象的な中学部女子冬服姿の少女。
青みを帯びた銀フレーム眼鏡を掛けた、焦げ茶色の髪の高校部男子夏服姿の少年。
制服からすれば中学生と高校生ではあるが、この銀誓館学園では余り参考にならない。
故に、『多分』女子中学生と男子高校生だろうという表現の方が正確だろうか。
「――運命の糸に感謝致します。皆様、どうぞ御好きな席へ」
赤紫蘇色の瞳を瞬かせた少女は一呼吸の後、一礼して能力者達を迎え入れた。
「銀誓館学園の運命予報士末席、堤典杏(つつみ のりあ)と申します。
初めましての方も、御久し振りの方も、今回此方へ御出で戴き感謝致します」
運命予報士の自己紹介に怪訝そうな表情で首を傾げる者あり、表情変わらぬ者あり。
……どうやら彼女と既知である能力者に前者の反応が多いようで。
「ああ、実は前回名乗ったのは所謂コードネームみたいな物でして。
一寸色々あった弊害と言うか何と言うか……今回はちゃんと本名ですから御安心を」
宍矧典杏(ししはぎ てんぎょう)と言う昨夏の名もある意味、本名だが。
「まあ自分の名前などは些細な事でしょうか。――本題に移ります。
今回皆様に御越し戴いたのは、ゴースト満載の暴走特急を粉々にして戴く為。
性質が悪い事に、もう既に何人もの犠牲者が出ています。
放置するわけには、これ以上一般人の命を食らわせるわけにはいきません」
千葉県内のとある駅にゴースト特急はやって来る。
最終電車が通過した後に該当するホームに居残っていると、現れる。
……何処のSF小説から逃亡してきたんだと言いたくなる近未来的フォルムの。
その割に編成がたった2両と言うのは些か残念な雰囲気も漂うが。
ついでに到着しても後方車両最後尾のドアしか開かないのは更に残念だが。
言うまでも無く、乗ってしまえば地獄直通の片道運行。
同じ2両編成とはいえ単線を長閑に長閑に往き帰る現実の列車とは大違いである。
「そういう幾分残念な外見に反し、踏み込んだ車内は8両編成だったりします。
……ゴースト特急そのものが皆様には御馴染みの特殊空間なのだと思って下さい。
皆様は、最後尾の8両目。そしてこの特殊空間の主、地縛霊は先頭車両に。
特急内なのに何故か運転手や車掌というよりは船長や艦長と呼べそうな雰囲気ですが。
まあ、この地縛霊さえ撃破出来ればこの特急は消滅し、皆様は元いたホームに戻れます」
そう言った後、典杏は能力者達に2枚綴りの紙を手渡した。
「1枚目は舞台となる駅の周辺地図と時刻表です。
皆様が居残る必要があるホームは待つ側と逆側、それぞれ異なる路線が止まります。
その為、両方の終電が通過した後でなければゴースト特急は現れません。
時刻表の限りでは最速でも0時半を過ぎるものと思われます。侵入の際は御考慮を。
2枚目はこの特急の各車両の特徴……といった物かと。運転席の床に落ちていました。
これだけでは推測するのも難しいかもしれませんが参考にはなるかと」
文字の羅列を一瞥した能力者の中には難しい顔をする者あり……目を輝かせた者あり。
「そして、この依頼で最も重要な点について御話し致します。
複数名で特急に乗り込むと、必ずその中の1名がランダムで運転席に飛ばされます。
……このゴースト特急、実は『神速弾丸暴走特急』とでも名付けたくなるような代物で、
制御する者が無ければ高速カーブだの悪路走行だの水中走行だの平気でやらかします。
つまり……飛ばされた方は、この暴走特急の制御を試みる必要があるのです。仲間の為に。
他の仲間が運転席のある先頭車両に辿り着けば合流が可能ですので、それまでの間は」
ボス格の地縛霊とはドアで遮られているのでその点の危険は無い、と典杏は付け足した。
但しこの狭い運転席にもゴーストが居るようなので、無事とも言い難いそうだが。
「……但し」
不意に語調を強める典杏。
「ある条件を満たせばランダムでは無く、満たした方が運転席に飛ばされます。
……白状しますが、この運転席はゴーストと相対するのとは別の危険に曝される場所。
はっきり言って皆様のどなたも向かわせたくない場所です。それだけの光景を視ました。
予報士ですから視るのは当然ですが、行くなとも言えません……予報士、ですから」
「……だから、運転席には俺が行く。満たす条件は既に聞いた」
漸く、この部屋に最初から来ていた他方――焦げ茶髪の少年が口を開いた。
予報士と同じく既に既知の存在だったらしき能力者の視線を静かに受け止めながら。
「典杏の言う通り、運転席に飛ばされると洒落にならない状況下に叩き落とされる。
……人によっては1分持たないって断言出来るレベルのな。発狂すら可能性のうちに入る。
俺も余り平気じゃないが、典杏から聞いた限りなら……耐えられる。皆が辿り着くまでなら。
だけどな。万が一にも、じゃあ自分が代わりに、なんて思わない方がいいぜ。
――俺はこの中の誰であれ、死なれるのも狂われるのも泣かれるのも何もかも真っ平だ」
代わりたきゃ自力で条件を当ててみろ、それ位の覚悟が無きゃ一昨日来い――と。
「例え運転席へ行かなくとも、最後尾車両からの戦いも同じく危険が伴います。
自分から行けと無理強いは致しません。ですが……集まった皆様なら、掛葉木先輩なら」
――無事に帰って来て下さると、信じていますから。
赤紫蘇色の瞳に強い意志の光を宿し。
どうぞ御武運を、と堤典杏は能力者達に告げて深く頭を下げた。
-.-.-.-.-.-.-.-
……過日の草稿案に比べて遥かに重い話になってるよ何てこったい。
そして双弟の態度が色々と宜しくない……お前年上相手にその口の利き方はどうなんだorz
というわけで、此方がOP本稿。
挙手は勿論此処として、この記事で一気に相談に入るかどうかは悩み中。
前回同様に問い詰め場(相談場所)を分けた方がいいのかどうか……。
勿論プレイング用の記事は別に立てますが。今回一寸試したい事もあるので。
この記事のまま突っ走るか新しい場所が欲しいか皆様に御意見伺いたく。
どちらにせよ各車両の傾向とか追加情報とかメタ資料更新報告とか用の記事は要るので、
それを相談スレと共用にすると思いますが。前回の此処みたいに。
因みに双弟は上の通り制御役に回りますが、双姉は進攻役の一員として皆様と参ります。
白燐奏甲でサポートしつつ手が空いたら魔弾を撃つ事になるのでは、と。
相談用のスレッドに関しては、スレッドそのものが相談期間中に見やすい位置であれば、この記事に情報追加という形でも、新たにスレッドを立てるという形でも問題はないかと思いますが。
強いて言うなら、追加情報をOP情報と統合して読むならば、この記事と纏めて頂く形が読み易いでしょうか……?
又、以下に関しても詳細あり。
・謎のシーツお化け
・【綴込待ログ】
・題字前の◆と◇と@
【綴込待ログ:無謀4→各種SS。】
※出現率レアモン並Messe-Adress
【swallowedge∬live.jp】
(∬は@に変更のこと)
※週1確認するか否のTwitter
【https://twitter.com/n_suou】
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